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【用語】7010 浮遊剤

排水処理の際、水中の各種固体粒子を泡を付けて水面に
浮かせるために用いられる物質。
参考:起泡剤、捕集剤、条件剤(凝集剤、pH調整剤)などがある。

flotation agent

引用元:JIS 金属表面処理 2023

浮遊剤は、鉱石の細粒子が水中で沈むのを妨げ、泡に付着させて選鉱を
行うための化学薬品である。
主に、以下の3種類に分類される。

1. 起泡剤:泡を発生させる
空気と水を混ぜて安定した泡を発生させる。
一般的には、松脂油、燃料油、アルコール類などが使用される。

2. 捕収剤:鉱石粒子を泡に付着させる
鉱石粒子の表面を疎水化し、泡との親和性を高め、鉱石の種類によって、
適切な捕収剤を選択する必要がある。
代表的な捕収剤としては、キサンタート系、チオール系、イミダゾリン系など。

3. 凝集沈降剤:微細な粒子を凝集させる
微細な鉱石粒子を凝集させて、浮上しやすくする。
主に、硫酸アルミニウムや硫酸鉄などが使用されている。

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