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【用語】3005 化学研磨法

化学研磨法とは、金属表面の平滑さを改善するため、種々の
組成の溶液中に浸せきし、平滑な光沢面とする方法。

chemical polishing

引用元:JIS 金属表面処理 2023

化学研磨法は、金属を酸やアルカリなどの化学薬品に浸漬することで
表面を平滑に研磨する加工方法。
研磨剤を使用しないため、ワーク表面に傷がつかず、高光沢な仕上がりを
得ることができる。
また、複雑な形状のワークも均一に研磨することができ、精密機械部品や
医療機器など、高精度な部品の加工に適している。

化学研磨法の特徴

・高光沢な仕上がり: 研磨剤を使用しないため、ワーク表面に傷がつかず、
高光沢な仕上がりを得ることができる。
・均一な研磨: 複雑な形状のワークも均一に研磨することができる。
・精密な加工: 高精度な部品の加工に適している。
環境負荷の低減: 研磨剤を使用しないため、環境負荷が低くなります。

化学研磨法のデメリット

・加工対象が限られる: 酸やアルカリに耐えられる金属のみ加工することが
できる。
・厚み調整が難しい: ワーク全体の厚みを均一に研磨することはできない。
・化学薬品の管理が必要: 化学薬品の取り扱いには注意が必要であり、適切に
管理する必要がある。

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