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【用語】3006 油性研磨剤

研磨剤を主成分とし、これに脂肪酸、鉱油、金属石けんなどを
混合した研磨剤。
参考:棒状と液状のものがある。

buffing compound

引用元:JIS 金属表面処理 2023

油性研磨剤は、油をベースとした研磨剤で、コンパウンドとも呼ばれる。
研磨粒子を油に分散させており、金属、プラスチック、木材など様々な素材の
研磨に使用できる。
油性研磨剤は、研磨粒子の種類、粒度、油の種類によって分類されている。

油性研磨剤の種類

1. 研磨粒子の種類
・酸化アルミニウム: 最も一般的な研磨粒子で、硬度と切れ味がバランス良く、
金属、プラスチック、木材など幅広い素材に適している。
・酸化セリウム: 研磨力が強く、鏡面仕上げなどに使用される。
・セリウムオキサイド: 研磨力が非常に強く、超鏡面仕上げなどに使用される。
・ダイヤモンド: 研磨力が最強で、超硬質材料の研磨に使用されている。
・カーバイド: ダイヤモンドに次ぐ研磨力で、硬質材料の研磨に使用されている。

2. 粒度
研磨粒子の大きさを表している。
粒度が粗いほど研磨力が強く、粒度が細かいほど研磨力が弱くなる。

3. 油の種類
・鉱物油: 安価で手に入りやすいが、研磨性能は低め。
・植物油: 鉱物油よりも研磨性能が高く、環境にも優しい。
・合成油: 研磨性能が高く、耐水性や耐熱性に優れている。

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