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【用語】1075 化学光沢処理

アルミニウム及びその合金を溶液中に浸せきして光沢面にする方法。
参考:英国で使用されている用語。

chemical brightening

引用元:JIS 金属表面処理 2023

化学光沢処理は、金属表面を化学溶液で処理し、光沢のある滑らかな表面に
仕上げる技術。
電解研磨とは異なり、電気を使用せずに行うため、複雑な形状の部品にも
適用できる。

処理液
・酸性処理液: 硫酸、硝酸、リン酸などを主成分とする処理液です。鉄鋼、
アルミニウム、銅合金などに適用される。
・アルカリ性処理液: 水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを主成分と
する処理液。アルミニウム、銅合金などに適用される。
・中性処理液: 錯化剤などを主成分とする処理液です。チタン、ニッケル合金
などに適用される。

化学光沢処理で形成される皮膜は、非常に薄いため、寸法精度にほとんど影響を
与えない。
皮膜の厚さは、処理液の種類、処理時間、処理温度などの条件によって異なる。

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