電解質錯体が解離したときに生じるイオン。
complex ion
引用元:JIS 金属表面処理 2023
錯イオンとは、金属イオンを中心に、非共有電子対を持つ分子や陰イオンが
配位結合することによってできるイオンのこと。
錯イオンは、金属イオン単体とは異なる性質を持ち、様々な分野で重要な役割を
果たしている。
錯イオンの例
ヘキサアンミン銅(Ⅱ)イオン [Cu(NH3)6]2+
テトラヒドロキシド鉄(III)イオン [Fe(OH)4]-
シアン化物錯イオン [Fe(CN)6]4-
錯イオンは、主に以下の2つの過程で形成される。
・配位結合: 金属イオンと配位子 (非共有電子対を持つ分子や陰イオン) の間で、
配位結合が形成される。
・水和: 金属イオンが水分子と配位結合し、水和錯イオンが形成される。
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