三和メッキ工業株式会社

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【用語】2026 めっき防止材

電極又はラックの一部にレジストを施し、
めっきされるのを防ぐために使用する材料。

stop-off material,masking material

引用元:JIS 金属表面処理 2023

めっき防止材は、特定の部位にめっきを施したくない場合に、
その部位を保護するために使用する材料。

役割
・めっきを施したくない部位を保護する: めっき防止材を塗布することで、
めっき液が特定の部位に付着するのを防ぎ、めっきを施したくない部位を
保護することができる。
・めっき皮膜の厚みを調整する: めっき防止材を厚く塗布することで、
その部位のめっき皮膜を薄くすることができる。逆に、めっき防止材を
薄く塗布することで、その部位のめっき皮膜を厚くすることができる。
・めっき皮膜のデザインを施す: めっき防止材を型抜きしたり、
マスキングテープで模様を作ったりすることで、めっき皮膜にデザインを
施すことができる。

注意点
・被膜を均一に塗布する:被膜が均一に塗布されていないと、めっき
皮膜の厚みが不均一になったり、めっき液が漏れ込んだりすることが
ある。
・被膜を十分に乾燥させる:被膜が十分に乾燥していないと、めっき液が
被膜の下に浸透して、めっき不良の原因となる可能性がある。
・被膜を適切な温度で使用する:被膜には、使用温度範囲がある。使用温度
範囲を超えると、被膜が変形したり、剥がれたりすることがある。
・めっき後に被膜を完全に除去する:めっき後に被膜を完全に除去しないと、
めっき皮膜の外観不良や、腐食の原因となる可能性がある。

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