点食（ピッティング）の程度を腐食面積率の範囲で示す数値。

rating number（RN)

引用元：JIS 金属表面処理　2023

具体的には、塩水噴霧試験などで得られた腐食の形態や面積を
評価する際に使用される。

以下はレイティングナンバの評価方法についてのポイント。

1．試験片の確認:
耐食性試験後の試験片には、ピット状の腐食、素地の腐食による
　 しみ、りん片状の剥離、こぶ状の腐食、樹枝状の腐食、膨れなどが
発生する。
　 これら腐食生成物の除去が適切に行われているか確認する。

2．評価の対象面:
試験片の端から規定する面を除いた部分が評価対象面となる。

3．レイティングナンバ標準図表による方法:
レイティングナンバ標準図表を使用して、腐食の形態や面積を目視で
評価する。
レイティングナンバは、肉眼で識別できない腐食から腐食欠陥の最大値
までを示す。

4．腐食面積を実測して評価:
腐食の形態が複雑で標準図表との照合が難しい場合、腐食個所を実測して
全腐食面積率を求め、レイティングナンバを判定する。


アルマイト加工（処理）のページはこちらから
硬質アルマイト処理のページはこちらから
お問合せのページはこちらから