着色した陽極酸化皮膜の色が光、熱、薬品などによって
失われる現象。
colour fade-out
引用元:JIS 金属表面処理 2023
色あせとは、陽極酸化処理されたアルミニウム部品が、
時間経過とともに色褪せたり、変色したりする現象。
色あせの原因は、主に以下の3つが考えられる。
1. 紫外線による光劣化
紫外線は、陽極酸化皮膜の染料や樹脂を分解し、色あせの
原因となる。特に、太陽光中の紫外線は、色あせを促進する
要因となる。
2. 大気汚染による汚染
大気中の汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物、塩分など)が、
陽極酸化皮膜表面に付着し、化学反応を起こして色あせの原因と
なる。
3. 摩擦による摩耗
陽極酸化皮膜が摩擦によって摩耗すると、表面の染料や樹脂が
削り取られ、色あせの原因となる。
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