三和メッキ工業株式会社

めっき専門用語 > JIS規格 > 739 色あせ

戻 る

【用語】739 色あせ

着色した陽極酸化皮膜の色が光、熱、薬品などによって
失われる現象。

colour fade-out

引用元:JIS 金属表面処理 2023

色あせとは、陽極酸化処理されたアルミニウム部品が、
時間経過とともに色褪せたり、変色したりする現象。

色あせの原因は、主に以下の3つが考えられる。

1. 紫外線による光劣化
紫外線は、陽極酸化皮膜の染料や樹脂を分解し、色あせの
原因となる。特に、太陽光中の紫外線は、色あせを促進する
要因となる。

2. 大気汚染による汚染
大気中の汚染物質(硫黄酸化物、窒素酸化物、塩分など)が、
陽極酸化皮膜表面に付着し、化学反応を起こして色あせの原因と
なる。

3. 摩擦による摩耗
陽極酸化皮膜が摩擦によって摩耗すると、表面の染料や樹脂が
削り取られ、色あせの原因となる。

アルマイト加工(処理)のページはこちらから
硬質アルマイト処理のページはこちらから
お問合せのページはこちらから
0776-23-1639

営業時間:午前8:30~12:00/午後13:00~17:00

MAIL
info@sanwa-p.co.jp