電解着色における皮膜均一性のことを指す。
throwing power of electrolytic colouring
引用元:JIS 金属表面処理 2023
電解着色におけるつきまわり性に影響を与える要素は、主に以下の通り。
・電解液の種類: 電解液の種類によって、染料の拡散性や被処理物への
吸着性が異なるため、つきまわり性に影響を与える。
・処理温度: 処理温度が高くなるほど、染料の拡散性が向上し、
つきまわり性が良くなる。
・電流密度: 電流密度が高くなるほど、染料の被処理物への吸着量が増え、
つきまわり性が良くなる。
・処理時間: 処理時間が長くなるほど、染料の被処理物への吸着量が増え、
つきまわり性が良くなる。
・被処理物の形状: 被処理物の形状が複雑になるほど、つきまわり性が
悪くなる。
・被処理物の材質: 被処理物の材質によって、染料の吸着性が異なるため、
つきまわり性に影響を与える。
電解着色におけるつきまわり性を向上させるためには、以下の方法がある。
・適切な電解液を選択する: 染料の拡散性や被処理物への吸着性が
高い電解液を選択する。
・適切な処理温度を設定する: 被処理物や電解液に適した処理温度を
設定する。
・適切な電流密度を設定する: 被処理物や電解液に適した電流密度を
設定する。
・適切な処理時間を設定する: 被処理物や電解液、形状などに適した
処理時間を設定する。
・補助槽の使用: 補助槽を用いることで、電解液の循環を促進し、
つきまわり性を向上させることができる。
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