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【用語】747 局部腐食

局部に集中して起こる腐食。

local corrosion

引用元:JIS 金属表面処理 2023

局部腐食は、発生形態によって様々な種類に分類される。
代表的な局部腐食の種類は以下の通り。

1. 孔食
金属表面に半球状または円錐状の孔が形成される腐食現象。
一般的に、塩化物イオンなどの腐食促進イオンが存在する
環境で発生しやすい。

2. すき間腐食
2つの金属部材が接触しているすき間で発生する腐食現象。
すき間内に酸素濃度差が生じることなどが原因で発生する。

3. 応力腐食割れ
引張応力などの機械的応力が作用する環境で発生する腐食割れ。
一般的に、塩化物イオンなどの腐食促進イオンが存在する環境で
発生しやすい。

4. エロージョン腐食
高速で流れる流体によって金属表面が摩耗・腐食される現象。
流体中の腐食促進イオンや流速、温度などが影響を与えると
考えられている。

5. 凝食腐食
属表面に水蒸気が凝結して発生する腐食現象。
一般的に、相対湿度が高い環境で発生しやすい。

6. 選択腐食
合金中の特定の成分のみが選択的に腐食される現象。
腐食促進イオンが存在する環境で発生しやすい。

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