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754 耐摩耗性
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【用語】
754 耐摩耗性
摩耗負荷に対する表面の抵抗性。
しゅう動摩耗と衝撃摩耗がある。
abrasion resistance,wear resistance
引用元:JIS 金属表面処理 2023
耐摩耗性とは、摩擦や研磨によって表面が削り減る現象で
ある摩耗に抵抗する性質のことを指す。
一般的に、硬度が高い材料ほど耐摩耗性が高いと言われているが、
必ずしも硬度と耐摩耗性が比例するわけではなく、ダイヤモンドは
非常に硬いが、比較的脆いため、衝撃に弱く、摩耗しやすいという
側面もある。
耐摩耗性を向上させる方法は、主に以下の3つがある。
1. 材料を硬くする
硬度が高い材料は、摩耗しにくいという性質がある。代表的な硬度の
高い材料としては、鉄鋼、炭化物、セラミックスなど。
2. 摩擦係数を小さくする
摩擦係数が小さい材料は、摩擦による摩耗が少ないという性質がある。
代表的な摩擦係数の小さい材料としては、テフロン、グラファイト、
モリブデンドイ硫化物など。
3. 表面処理を行う
表面処理を行うことで、表面硬度や滑性を向上させ、耐摩耗性を向上
させることができる。代表的な表面処理としては、クロムメッキ、
窒化処理、DLCコーティングなど。
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