三和メッキ工業株式会社

めっき専門用語 > JIS規格 > 758 色堅ろう度

戻 る

【用語】758 色堅ろう度

光、熱、雨水などに対する色の耐久性。

colour fastness

引用元:JIS 金属表面処理 2023

色堅ろう度とは、アルマイト皮膜に付着した色が、光、熱、摩擦、
薬品などの外部要因によって変化したり、退色したりするのを防ぐ
能力のことを指す。

以下の要素によって影響を受ける。

1. 染料の種類
着色アルマイトや有機顔料封入アルマイトで使用される染料の種類に
よっても、色堅ろう度が変化する。
一般的に、無機顔料よりも有機顔料の方が色堅ろう度が低くなる。

3. 皮膜の厚さ
皮膜が厚いほど、色素が封じ込められやすくなり、色堅ろう度も向上する。

4. 封孔処理
色素が皮膜から溶け出しにくくなり、色堅ろう度を向上させることが
できる。

5. 使用環境
紫外線や高温、高湿度などの厳しい環境では、色褪せや変色が発生
しやすくなる。

アルマイト加工(処理)のページはこちらから
硬質アルマイト処理のページはこちらから
お問合せのページはこちらから
0776-23-1639

営業時間:午前8:30~12:00/午後13:00~17:00

MAIL
info@sanwa-p.co.jp