陽極酸化皮膜の封孔後に表面に生じる粉状物質の。
sealing smut
引用元:JIS 金属表面処理 2023
これは通常「粉ふき」とも呼ばれる。
粉ふきは、加圧水蒸気処理、沸騰水処理、ニッケル塩処理など、
水を使用して高温で封孔処理する際に発生する。
主成分は含水アルミ酸化物であり、その粉ふき状態は様々である。
シーリングスマットの発生を防ぐためには、以下の対策が有効。
・封孔処理条件の最適化: 封孔処理の温度、時間、pHなどを最適化
することで、水酸化アルミニウムの析出を抑制することができる。
・皮膜厚さの調整: 皮膜厚さを適切に調整することで、皮膜の収縮
による亀裂の発生を抑制することができる。
・シーリング剤の使用: シーリング剤を使用することで、水酸化
アルミニウムの析出を抑制し、皮膜の耐食性を向上させることができる。
・純水を使用する。
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