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【用語】735 イリデッセンス

陽極酸化皮膜を大気中に暴露した場合、短期間で表層が
劣化し、にじ(虹)色に見える現象。
干渉色ともいう。

iridescence

引用元:JIS 金属表面処理 2023

イリデッセンスは、以下の2つの条件が揃うことで発生する。

1.多孔質皮膜: アルマイト処理によって形成される多孔質皮膜は、
  光が干渉しやすい構造を持っている。
2.光の干渉: 皮膜の厚さと光線の入射角が一定条件を満たすと、
  光が干渉し、虹色のような光沢が現れる。

イリデッセンスは、アルマイト処理されたアルミニウム表面に
美しい光沢を与えるが、以下の影響を与える可能性もある。

・色: 皮膜の厚さや光線の入射角によって、イリデッセンスの色が
 変化する。
・光沢: 皮膜の粗さや光線の入射角によって、イリデッセンスの
 光沢が変化する。
・耐食性: イリデッセンスは、皮膜の微細孔に光が集中するため、
 耐食性に悪影響を与える可能性がある。

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