微小硬さ試験機を用い陽極酸化皮膜断面に一定の荷重で
ダイヤモンド正四角すい(錐)圧子を用いて圧痕を付け、
その大きさで硬さを判定する試験。
hardness test of anodic oxide coating
引用元:JIS 金属表面処理 2023
皮膜硬さ試験とは、皮膜の硬度を測定するための試験。
皮膜の硬度は、耐摩耗性、耐傷性、切削性、接着性などの
性能に影響を与える重要な指標である。
皮膜硬さ試験には、様々な方法がある。
代表的な方法としては、以下の3つが挙げられる。
・ビッカース硬さ試験: ダイヤモンド製の四角錐圧子を皮膜に
押し込み、その圧痕の対角線長を測定して硬さを求める。
・ヌープ硬さ試験: ダイヤモンド製の四角錐圧子を皮膜に押し込み、
その圧痕の長辺と短辺の長さの平均値を測定して硬さを求める。
・スクラッチ硬さ試験: ダイヤモンド製のスタイラスを皮膜に引き、
傷の長さを測定して硬さを求める。
それぞれの方法には、以下のような特徴がある。
・ビッカース硬さ試験: 汎用性が高く、広い範囲の硬さの測定に
適している。
・ヌープ硬さ試験: ビッカース硬さ試験よりも精度が高く、薄い皮膜の
測定に適している。
・スクラッチ硬さ試験: 複雑な形状の皮膜や、小さなエリアの硬さを
測定することができる。
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