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【用語】830 砂落し摩耗試験

人造研削材を自然落下させて皮膜の耐摩耗性を調べる試験。

sand-falling abrasion resistance test

引用元:JIS 金属表面処理 2023

砂落し摩耗試験は、皮膜の耐摩耗性を評価するための試験方法。
JIS H 8682-3:アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化
皮膜の耐摩耗性試験方法-第3部:砂落し摩耗試験に規定されて
おり、陽極酸化皮膜の耐摩耗性を評価する代表的な試験方法の一つ。

試験方法は以下の通り。

1.試験片の準備
試験片は、平滑で清潔なものでなければならない。
試験片の寸法は、JIS H 8682-3に規定されている。
2.試験機の調整
試験機は、JIS H 8682-3に規定された条件に調整する。
主な調整項目は、試験片の回転速度、試験時間、使用される砂の
  種類と量になる。
3.試験の実施
試験片を試験機にセットし、試験を開始する。
試験中は、試験片の回転速度と試験時間を一定に保つ。
4.試験後の評価
試験後、試験片の質量を測定する。
皮膜の摩耗量は、試験前の質量と試験後の質量の差で求める。
皮膜の耐摩耗性は、摩耗量が少ないほど高いと評価される。

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