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【用語】331 有機溶剤脱脂

有機溶剤による、金属表面の油脂の除去。

organic solvent degreasing

引用元:JIS 金属表面処理 2023

有機溶剤脱脂には、以下の種類がある。

・炭化水素系溶剤脱脂:炭化水素系の溶剤を用いる。代表的な
 溶剤としては、トリクロルエチレン、パークロロエチレン、
 ヘキサンなどがある。
・ハロゲン化炭化水素系溶剤脱脂:ハロゲン化炭素系の溶剤を用いる。
 代表的な溶剤としては、メチレンクロライド、1,1,1-トリクロロ
 エタンなどがある。
・酢酸エステル系溶剤脱脂:酢酸エステルの溶剤を用いる。代表的な
 溶剤としては、エチル酢酸、ブチル酢酸などがある。
・アルコール系溶剤脱脂:アルコールの溶剤を用いる。代表的な溶剤
 としては、エタノール、イソプロパノールなどがある。

有機溶剤脱脂には、以下のメリットがあります。

・洗浄力が強い
・広範囲の汚れに対応できる

有機溶剤脱脂には、以下のデメリットがある。

・人体に有害な場合がある:トリクロルエチレンやメチレンクロライド
 などは、発がん性や生殖毒性などの健康被害を引き起こす可能性がある。
・環境負荷が高い:有機溶剤は、揮発して大気中に拡散し、光化学スモッグの
 原因となる。
・引火性がある:多くの有機溶剤は引火性があり、火災の原因となる。

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