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【用語】1034 カソード分極

陰極での分極。

cathode polarization

引用元:JIS 金属表面処理 2023

カソード分極とは、電気化学反応において、カソード電極の
電位が、電気化学反応の平衡電位よりも高くなる現象のこと
である。

電気化学反応では、アノード電極では酸化反応が起こり、
カソード電極では還元反応が起こる。

酸化反応は、電子を放出して物質を酸化する反応であり、
還元反応は、電子を受け取って物質を還元する反応になる。

カソード分極が発生すると、カソード電極で還元反応が促進
される。
これは、カソード電極の電位が高くなることで、還元反応の
活性化エネルギーが低下するためである。

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