三和メッキ工業株式会社

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【用語】1025 電導度塩

導電性を増すため、電解液に添加する塩。

conducting salt,electric conducting salt

引用元:JIS 金属表面処理 2023

電導度塩は、電解液に添加して電気伝導性を高めるために
用いられる塩のことで、主に、めっき浴や電池など、電気
化学的な反応を伴う工業プロセスで使用される。

電導度塩には、大きく分けて以下の3種類がある。
・無機塩: 塩化ナトリウム(NaCl)、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、
硫酸カリウム(K2SO4)など
・有機塩: メチルサルファート(CH3SO4)、エチレングリコール(C2H6O2)など
・酸・塩基: 硫酸(H2SO4)、塩酸(HCl)、水酸化ナトリウム(NaOH)など

電導度塩を電解液に添加すると、以下の役割を果たす。
・電気伝導性の向上: 電解液中のイオン濃度を増加させ、電気伝導性を
向上させる。
・浴液の安定化: 電解液のpHを調整し、浴液を安定させる。
・溶解度の向上: 難溶性の塩類の溶解度を向上させる。
・バッファ作用: 電解液のpHを一定に保ち、バッファ作用を働かせる。

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