三和メッキ工業株式会社

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【用語】309 ブラスト処理

アルミナ、ショット、グリッド、ガラスビーズなどを
用いて、空気の流れによって吹き付ける表面処理。

abrasive blasting

引用元:JIS 金属表面処理 2023

ブラスト処理は、使用する粒子や目的によって、様々な種類に
分類される。
以下に代表的な種類とそれぞれの特徴を紹介する。

1. サンドブラスト
使用粒子:砂(シリカ)
特徴:最も一般的なブラスト処理。金属やプラスチックなどの表面を洗浄、
   研磨、脱脂、目荒らしなどに使用。
用途:塗装やメッキの下地処理、錆び取り、石材彫刻、ガラス装飾など

2. ショットピーニング
使用粒子:金属製の球状粒子(ショット)
特徴:金属表面に圧縮残留応力を導入し、疲労強度や耐摩耗性を向上させる。
用途:バネ、歯車、航空機部品などの表面処理

3. グリッドブラスト
使用粒子:金属製の角形粒子(グリッド)
特徴:ショットピーニングと同様の効果に加え、表面積を増加させる。
用途:接着強度向上、滑り止め加工など

4. ウォータージェットブラスト
使用粒子:水と研磨材を混合した高圧水流
特徴:研磨材による切削と水の洗浄効果を同時に得られる。環境負荷が
少ない。
用途:精密部品の洗浄、柔らかい素材の処理、文化財の修復など

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