三和メッキ工業株式会社

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【用語】5006 クロメート処理

クロム酸または重クロム酸塩を主成分とする溶液中に品物を
浸せきし、化学的に防錆皮膜を生成させる方法。

chromating,chromate treatment

引用元:JIS 金属表面処理 2023

電気亜鉛メッキにて析出した亜鉛皮膜は、そのままの状態では
白錆が発生するので腐食してしまう。
そこで腐食しないよう開発されたのが、六価のクロム酸を主成分
とする処理液で表面処理するクロメート処理という方法である。

クロメート処理の目的は、以下の通り。

1.白錆を防止して耐食性を上げる
白錆とは、白色または白色に一部淡褐色の斑点を伴う、かさ
 ばった亜鉛酸化物が亜鉛メッキ表面に形成された状態で、外観は
 白墨の粉が付着している感じ。
 白錆は亜鉛光沢のあるメッキ層が、雨や露でぬれて容易に乾燥しない。
2.外観を美しくする。
3.指紋その他の汚れを付きにくくし錆びないようにする。
4.塗装との密着性を向上させる。
5.電導性を上げる。
6.鉄生地まで深く入ってしまったキズからの腐食を防止する。

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