安定化剤とは、食品、医薬品、化粧品、工業製品など様々な
物質に添加され、品質や性能を安定させるための添加物。

具体的には、以下の3つの作用によって、物質の安定性を保つ。
・酸化防止: 酸素による酸化反応を抑制し、変色、劣化、腐敗
　などを防ぐ。
・分解防止: 熱、光、酸、アルカリなどの影響による分解を抑制し、
　品質や性能の低下を防ぐ。
・変質防止: 微生物による分解や発酵、化学反応による変質を防ぎ、
　品質や安全性を保持する。

安定化剤は、作用や化学構造によって様々な種類に分類される。

抗酸化剤: ビタミンC、ビタミンE、BHA、BHTなど
キレート剤: EDTA、クエン酸など
還元剤: 亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸など
酸味調整剤: クエン酸、リンゴ酸、 лимон酸など
緩衝剤: 炭酸水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムなど
界面活性剤: ポリソルベート、グリセリン脂肪酸エステルなど

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