オーステナイトは、鉄のγ鉄に炭素や合金元素などの他の元素
が固溶したもの。
イギリスの冶金学者ロバーツ・オーステンによって発見され、
オーステナイトという名称は彼の名前に由来する。
現在ではあまり使用されないが、組織形状が田んぼに似ている
ことから、日本の冶金学者本多光太郎による大洲田という漢字
の当て字がある。
引用元:Wikipedia
オーステナイトは、以下の特徴を持っている。
・高い靭性と塑性: オーステナイトは、鋼の中で最も靭性と塑性に
優れた組織。
これは、面心立方格子構造が原子間のずれに抵抗力を持ち、塑性変形を
起こしやすいため。
・非磁性: オーステナイトは、常磁性を持たない数少ない鋼の組織の
一つ。
これは、磁性モーメントを持つ鉄原子が、ランダムな方向を向いている
ため。
・熱膨張係数の高さ: オーステナイトは、鋼の中で最も熱膨張係数の
高い組織の一つである。
これは、面心立方格子構造が熱膨張に対して敏感であるため。
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