引きはがし試験とは？ | めっき技術レポート

めっき面に粘着性のあるテープを貼り付け、これを
急速に強く引きはがしてめっきの密着性を調べる試験
をいい、比較的薄い、例えば貴金属のめっきに敵し、
硬く厚付けしためっきには適さない。

試験用テープはJIS Z 1522に規定された呼び幅12〜19
mmのものを使う。

テープへのめっきの付着の有無で密着の良否を判定する
が、厳密に行うときは素地に達する2mm角の条痕を作り、
この上にテープを貼る（JIS H 8504）。

プラスチックへのめっきでは1cmまたは1inの幅で素地に
達する条痕を付け、その一端をあらかじめ素地からはが
しておく。

これを引張試験機で一定速度（通常2〜3cm/s）でめっき
面と垂直に引きはがし、そのときの力を自動記録して
平均値を測る。

ピーリングテストともいう。

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