ニッケルメッキ上にクロムメッキをした場合のミストの影響は?
下記にて文献からの抜粋内容を記載いたします。
一般にニッケルメッキ後、クロムメッキする場合が
多い。
クロムメッキは、メッキ中に多量の水素ガスの発生により、
ミストが飛散する。
そのミストがニッケルメッキ皮膜に付着すると密着不良
となる。
そのため、クロムメッキのミスト対策が行われている。
クロム以外にも工場内には、多くのミストが発生して
いる。
換気扇を回すことにより、そのミストがニッケル面上
に付着して不良が発生したと考えられる。
この場合は、換気扇を回すことにより、かなり遠くの
電解脱脂浴からのミストがニッケルメッキ上に付着して
不良が発生した。
遠く離れていても浮遊したミストが付着する可能性が
あり、この不良は、真円状の不良として現れる場合が
多い。
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