硫黄快削鋼に亜鉛メッキをしたが腐食が発生する原因は?
快削鋼は鉄素材に硫化マンガン、カーボンが多く含まれ
ております。
酸処理の酸が強いと表面がかなり深くエッチングされて
しまい、エッチングされた穴などにメッキ液が溜まる傾向に
ございます。
そのメッキ液がしみ出てきて、亜鉛皮膜が腐食が発生したと
思います。
また、冬季に問題がなくても、夏季には酸処理の温度が高く
過剰にエッチングされたものとも考えられます。
可能であれば、酸処理液は塩酸より硫酸の方に変更することも
出来ます。
硫酸の方がエッチング作用は弱くなるためです。
ただし、亜鉛メッキ自動装置などでめっきを処理している
場合には、非現実的ですのでご了承くださいませ。
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