三和メッキ工業株式会社

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電解研磨は不動態化処理(パシペート処理)と同じなのか?

電解研磨と不動態化処理(パシペート処理)は、どちらも
ステンレス鋼の表面処理方法ですが、目的やプロセスが異なります。

1.電解研磨
・目的:表面の平滑化および光沢の向上。電解液中で電流を流し、
表面の微細な凹凸や不純物を除去して平滑な表面を作り出します。
・効果:見た目が美しくなるだけでなく、腐食抵抗も向上します。
電解研磨後の表面は不純物が少ないため、腐食しにくくなるという
効果がありますが、それ自体が専用の耐食性を与える処理ではありません。

2.不動態化処理(パシペート処理):
・目的:表面に酸化クロム層を形成し、腐食から金属を保護すること。
化学薬品(主に硝酸やクエン酸)を使用して、ステンレス鋼表面に薄い
不動態皮膜を作り、錆びを防ぎます。
・効果: 特に耐食性を高め、長期的な錆び防止を目的とした処理です。

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