アルマイトに熱を加えるとクラックが入るが絶縁破壊電圧は変化しないのか?
アルマイト皮膜はアルミニウムに比べ熱膨張係数が約1/5程
となるため、加熱をすることによってクラックが発生致します。
ただ、クラックが生じることによって絶縁性にどの程度影響を
及ぼすのかということについては残念ながら明確なご回答が出来ません。
以下、アルマイトに関する文献から抜粋したものです。
皮膜の厚さと封孔処理の有無による絶縁破壊電圧を示して
います。
材質:A1050 封孔:沸騰水30分 単位:V
封孔有 未封孔
10μm 464 454
25μm 1832 1556
50μm 3362 2294
80μm 3742 2540
このデータによりますと、全体的に封孔処理を行ってい
る皮膜の方が絶縁性は高いようです。
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