三和メッキ工業株式会社

めっきQ&A > メッキのご相談 > 酸性金メッキ浴を使用しているが、金メッキに白いしみが発生するのは?

戻 る

酸性金メッキ浴を使用しているが、金メッキに白いしみが発生するのは?

下記にて文献より抜粋した内容を記載します。

イオン交換法で水をリサイクルしていると、回収水中に
微生物が発生する。この微生物が洗浄後に残り、点状の
白いしみになる。さらに、進むと糸状の白いしみとなる。

酸性金メッキ浴には、クエン酸のような有機酸が使用
されている。また、工程内でPやN化合物も使用されて
いるため、微生物が異常発生することが多くなる。

特に金メッキ後や無電解ニッケルメッキ後の水洗槽に
ぬめりがあるようでは、多量のバクテリアが繁殖して
いると考えて間違いない。

対策として、イオン交換装置流入前の貯槽で約日による
滅菌、回収水のUV(紫外線)滅菌UFによる濾過などの
設備上の対策とともに、金メッキ槽の後の回収槽、
水洗槽の定期的な空け替え、洗浄、および殺菌(過酸化
水素水、次亜塩素ナトリウムなどを用いる)など微生物
の繁殖を防止する処置が取られている。

参考文献 めっきのトラブルシューティング 
     日刊工業新聞社

お問合せのページはこちらから

0776-23-1639

営業時間:午前8:30~12:00/午後13:00~17:00

MAIL
info@sanwa-p.co.jp