カレンダーロールに硬質クロムメッキをすると剥離したり膜厚が不十分になる原因は?
硬質クロムメッキにおいては、適切な前処理により良い密着性
を確保する事が絶対条件です。
良い密着性は正しい液組成、適正なメッキ電着技術、製品に
見合った治具、アノード、治具そして何よりも品物が適切に
前処理されてこそ得られるものです。
硬質クロムメッキ厚が不十分なのも同様に、液組成、メッキ電着技術、
そして特に適正な道具立て(治具およびアノード)が出来ていないこと
などの問題があるためです。
この場合、直流電源装置も調べ、直流電流値とメッキ速度の関係を
再調査した方が良いでしょう。
もしも上記の指摘事項が既に考慮されているのであれば、御社が
抱える問題は訓練および経験の不足によるものかもしれません。
一度、メッキ業者様にQC工程図を頂き、適正な前処理等を実施
されているかご確認された方が宜しいかと思います。
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