塩浴軟窒化とは？ | めっき技術レポート

塩浴軟窒化は、タフトライド処理のことです。

普通の窒素ガスによる窒化ではHv1000のように硬くなるのですが、
タフトライドは、約Hv500前後の硬さなので別名、軟窒化とも
いわれています。
タフトライドは塩浴（ソルトバス）を使って、温度約500℃で
これに空気を送って処理します。その後、水冷します。

塩浴にはシアンが入っていますので、公害に注意しなければ
なりません。
製品には、窒素と炭素が拡散されますので、英語で
nitrocarburizing（JIS塩浴軟窒化）ともいわれております。

耐磨耗性と特に耐疲労性がアップしますので、機械部品
の性能向上に使用されております。

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