メッキ専門用語

アロジン処理

アロジン処理とは、アルミニウムやアルミニウム合金の
表面にクロメート被膜を形成する化学処理。
この被膜は薄い層でありながら、優れた耐食性を持ち、
後に塗装やコーティングを施す際の密着性を高める。

アロジン処理の特徴
1.耐食性
  アルミニウムにリン酸・クロム酸・重クロム酸等を
  主成分とする処理液を用いて、表面にクロメート処理を
  施すので耐食性がある。
2.塗装の密着性向上
  アロジン処理は、塗装やコーティングの下地としても
  優れており、塗装後の密着性を向上させる効果がある。
このため、塗装が剥がれにくく、長期間にわたり保護効果が
持続する。

3.導電性の維持
  アロジン処理は、不動態皮膜を形成しない表面処理なので、
  導電性を持った状態で仕上げることができる。

4.処理の均一性
  複雑な形状や表面に対しても均一な被膜を形成できるため、
部品全体を均一に保護することが可能。

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