メッキ専門用語

研磨剤

研磨剤とは、対象物を削って平滑にしたり、表面の凹凸を
なくしたりするために用いられる、硬い粒子状の物質のこと。

研磨剤は、以下の2つの要素から構成されている。

砥粒:研磨を行う役割を果たす、硬い粒子
結合剤:砥粒を結合し、砥石の形状を保つ役割を果たす、
      粘土やセメントなどの材料

砥粒の種類によって、研磨剤の硬さや切れ味、耐久性などが
異なる。

主な砥粒の種類としては、以下のようなものがある。

天然砥石:天然の岩石を砥粒として使用した研磨剤。
       硬度や切れ味に優れているのが特徴である。
人造砥石:人工的に製造された研磨剤。種類や用途が豊富
       なのが特徴。

砥粒の大きさによって、研磨剤の粗さ(粒度)が決まり、粒度が
大きいほど、粗い研磨になる。

主な粒度は、以下のようなものがある。

荒砥:粗い研磨を行い、刃物の歪みや欠けを修正する。
中砥:荒砥で修正した刃物の形状を整える。
仕上げ砥:中砥で整えた刃物の切れ味を仕上げる。

研磨剤は、金属加工や研磨作業に欠かせない道具である。
用途や目的に合わせて、適切な研磨剤を選ぶことが大切になる。

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