メッキ専門用語

両性金属

両性金属とは、酸とも塩基とも反応する性質を持つ
金属元素のこと。
酸とは、水素イオンH+を放出する物質のことで、塩基とは、
水酸化物イオンOH-を放出する物質のこと。

両性金属の単体は、酸と反応して水素を発生し、塩基と
反応して水酸化物イオンを発生する。

例えば、アルミニウムは、塩酸と反応して水素と塩化アルミニウムを
生成し、水酸化ナトリウム水溶液と反応して水酸化アルミニウムと
ナトリウムイオンを生成する。

アルミニウム + 塩酸 → 水素 + 塩化アルミニウム
アルミニウム + 水酸化ナトリウム水溶液 → 水酸化アルミニウム +
ナトリウムイオン

両性金属の性質は、その価電子の性質によって表され、両性金属の価電子は、
酸性と塩基性の両方の性質を持っている。

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