メッキ専門用語

1031 バイポーラ電極

電解中、陽極と陰極との間に浸せきした電源に接続されていない
導体が、電極のように働く現象。

bipolar electode

引用元:JIS 金属表面処理 2023

バイポーラ電極とは、2つの電極を1つの構造体にまとめた電極である。
一般的に使用されるモノポーラ電極とは異なり、陽極と陰極が近接して
いるため、電流密度が高く、集中的なエネルギーを発生させることができる。

バイポーラ電極を使用する電解方法は、バイポーラ電解と呼ばれ、電極間に
電圧を印加すると、電流が2つの電極間を流れ、ワーク(加工対象)に
集中する。
この集中的な電流により、以下のような効果が得られる。

・高い電流密度: モノポーラ電極よりも高い電流密度を実現することができ、
加工速度を向上させることができる。
・集中的なエネルギー: ワークに集中的なエネルギーを発生させることができ、
高精度な加工を実現することができる。
・低エネルギー消費: モノポーラ電極よりもエネルギー効率が高く、省エネ
効果が期待できる。

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