メッキ専門用語

4020 マイクロポーラスクロムめっき

微細な穴が均一に分布したクロムめっき。

microporous dhromium plating

引用元:JIS 金属表面処理 2023

マイクロポーラスクロムめっきは、従来のクロムめっきに微細な孔
(マイクロポーラス)を意図的に形成させた表面処理技術である。
装飾用クロムめっきの耐食性、機能性を向上させるために用いられる。

【特徴】

マイクロポーラスクロムめっきの特徴は以下の通り。

・高い耐食性: 従来のクロムめっきに比べて、クラックや腐食に対する
耐性が優れている。
・優れた潤滑性: 摩擦係数を低減し、摩耗を抑制することができる。
・厚いめっき皮膜形成: 厚いめっき皮膜を形成することができ、高い硬度と
耐摩耗性を発揮する。
・装飾性: 光沢のある美しい仕上がりになる。

マイクロポーラスクロムめっきは、高い耐食性、優れた潤滑性、厚いめっき
皮膜形成、装飾性などの特徴を持つ表面処理技術だが、脆性な膜になりやすい、
めっき速度が遅い、めっきコストが高いなどの欠点もある。
マイクロポーラスクロムめっきを検討する際には、利点と欠点を理解した上で、
適切なめっき方法として選択することが重要だ。

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