メッキ専門用語

6009 キャタライザー-アクセラレータ法

Sn2+とPd2+の混合によってパラジウムコロイド液とし、これに浸漬し、
次に塩酸溶液に浸せきして化学めっきの反応を促進させる方法。

catalyser-accelerator process

引用元:JIS 金属表面処理 2023

キャタライザー-アクセラレータ法は、無電解めっきの一種で、従来の
無電解めっきよりもめっき速度が速く、高品質なめっき皮膜を得られる
技術である。
特に、プラスチック基材へのめっきに適しており、自動車部品、家電製品、
電子機器などの様々な分野で広く使用されている。

【特徴】

キャタライザー-アクセラレータ法の特徴は以下の通り。

・高速なめっき: 従来の無電解めっきよりもめっき速度が速く、短時間で
厚いめっき皮膜を形成することができる。
・高品質なめっき皮膜: めっき皮膜の平滑性、光沢、硬度、耐食性などが
優れている。
・低温めっき: 低温でめっきを行うことができるため、熱に弱いプラスチック
基材にもめっきすることができる。
・複雑形状へのめっき: 複雑形状の基材にもめっきを行うことができる。
・環境負荷低減: ホルムアルデヒドなどの有害物質の使用量を削減することが
できる。

【欠点】

キャタライザー-アクセラレータ法の欠点は以下の通り。

・めっきコストが高い: 従来の無電解めっきよりもめっきコストが高くなる。
・めっき液の管理が難しい: めっき液の温度やpHなどを厳密に管理する必要が
ある。

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