メッキ専門用語

7012 フロック

排水中の固体粒子(コロイド、その他の懸濁粒子)が、凝集剤によって
接着、凝集して粗大化したもの。

flock

引用元:JIS 金属表面処理 2023

フロックとは、凝集剤によって集められた微細な粒子(コロイド)の
塊のことを指す。
凝集剤は、水中のマイナスの電荷を持つコロイドにプラスの電荷を付与し、
互いに引き寄せ合うにすることで、フロックを形成する。
フロックは重力によって沈殿しやすいため、水処理において濁りを除去
するために使用される。

フロックの種類。
・無機フロック: アルミニウム塩や鉄塩などの無機化合物で構成された
フロック。
・高分子フロック: ポリアクリルアミドやポリ塩化ビニルなどの高分子
化合物で構成されたフロック。

フロックのメリット
・高い処理能力: フロックは、従来の沈殿処理よりも高い処理能力を持ち、
短時間で多くの濁りを除去することができる。
・低コスト: フロックは比較的安価な材料で製造することができ、ランニン
グコストを抑えることができる。
・幅広い適用性: フロックは、様々な水質の処理に適用することができる。

フロックのデメリット
・処理後の水質: フロック処理後の水質によっては、二次処理が必要となる
場合がある。
・フロックの処理: フロック処理後のフロックは、適切に処理しないと環境
汚染を引き起こす可能性がある。

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