メッキ専門用語

1073 光沢電気めっき範囲

所定の作業条件の下で、光沢電気めっきが得られる電流密度の範囲。

bright electroplating range

引用元:JIS 金属表面処理 2023

光沢電気めっき範囲とは、めっき液と電流密度の条件が整った時に、
光沢のある美しい仕上がりになる範囲のことを指す。
具体的には、電流密度がどのくらいであれば、均一で光沢のあるめっき層が
形成されるのかを示している。

電流密度が光沢電気めっき範囲より低い場合は、めっき層が薄くなり、
光沢が出ず、逆に、高すぎる場合は、めっき層が厚くなり、粗さが
目立ったり、白っぽい仕上がりになったりする。

光沢電気めっき範囲は、めっき液の種類、めっきする金属の種類、
めっきする基材の種類、めっき温度、pHなど、様々な要素によって決まる。

これらの要素を考慮し、最適な電流密度を経験とノウハウに基づいて設定
することが重要である。

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