メッキ専門用語

4034 フラッシュめっき、フラッシュ

フラッシュめっき、フラッシュとは、極めて短時間に行う薄い
メッキ法。

参考:この用語は、最終被覆だけに使用するとよい。
同じ性質の中間皮膜には、ストライクを使用する。

flash,flash plating

引用元:JIS 金属表面処理 2023

別名としては「ミクロンめっき」や「白めっき」とも呼ばれている。
1〜3μm厚程度の皮膜で、クロムメッキで使用する言葉でも
ある。

フラッシュめっきの特徴
・薄いメッキ層
フラッシュめっきは、他のメッキ方法に比べて非常に薄い
 メッキ層を形成するため、素材の重量や寸法にほとんど
 影響を与えない。
 これは特に精密機器や小型部品において重要である。

・コストの抑制
メッキ層が薄いため、使用するメッキ金属の量が少なく済み、
 貴金属を使用する場合でもコストを抑えられる。

・均一な仕上がり
複雑な形状の部品でも均一にメッキを施すことができ、ムラが
 少ない仕上がりが得られる。

・素材の特性を保持
 メッキが薄いため、基材の特性や外観に大きな変化を与えず、
 元の形状や寸法を維持できる。

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