メッキ専門用語
フラッシュめっき、フラッシュとは、極めて短時間に行う薄い
メッキ法。
参考:この用語は、最終被覆だけに使用するとよい。
同じ性質の中間皮膜には、ストライクを使用する。
flash,flash plating
引用元:JIS 金属表面処理 2023
別名としては「ミクロンめっき」や「白めっき」とも呼ばれている。
1〜3μm厚程度の皮膜で、クロムメッキで使用する言葉でも
ある。
フラッシュめっきの特徴
・薄いメッキ層
フラッシュめっきは、他のメッキ方法に比べて非常に薄い
メッキ層を形成するため、素材の重量や寸法にほとんど
影響を与えない。
これは特に精密機器や小型部品において重要である。
・コストの抑制
メッキ層が薄いため、使用するメッキ金属の量が少なく済み、
貴金属を使用する場合でもコストを抑えられる。
・均一な仕上がり
複雑な形状の部品でも均一にメッキを施すことができ、ムラが
少ない仕上がりが得られる。
・素材の特性を保持
メッキが薄いため、基材の特性や外観に大きな変化を与えず、
元の形状や寸法を維持できる。