メッキ専門用語

3045 ばり取り

機械、化学又は電気化学的な方法で鋭いへりや、樹脂、
金属の加工時に発生する不要な突起を取る操作。

deburring

引用元:JIS 金属表面処理 2023

バリ取りとは、金属やプラスチックなどの加工後に発生するバリと
呼ばれる突起を取り除く作業。
バリは、切断や穴あけなどの加工工程で発生し、製品の外観を損なったり、
機能に影響を与えたり、使用時に怪我をしたりする可能性がある。

手作業によるバリ取りには、以下のような方法がある。
・ナイフやヤスリ: バリを直接削り取る方法。比較的簡単な方法だが、
時間がかかったり、仕上がりにばらつきが出たりする可能性がある。
・バリ取り工具: バリ専用の工具を用いて、バリを削り取る方法。
ナイフやヤスリよりも効率的に作業することができるが、工具の種類や
形状によって使用できるバリの形状が限られる場合がある。

機械によるバリ取りには、以下のような方法がある。
・サンディングベルト: 研磨ベルトを用いて、バリを削り取る方法。
手作業よりも効率的に作業することができるが、研磨ベルトの目粗さに
よって仕上がりが変わる。
・タンブラー洗浄: 研磨材と部品を一緒に回転させることで、バリを
削り取る方法。複雑な形状の部品にも対応することができるが、研磨材の
種類や回転速度によって仕上がりが変わる。
・ショットブラスト: 研磨材を部品に吹き付けることで、バリを削り取る
方法。タンブラー洗浄よりも短時間で作業することができるが、部品の表面
に研磨材が残ってしまう可能性がある。
・レーザー加工: レーザーを用いて、バリを溶かしたり、燃やしたりする
方法。精密な加工が可能ですが、レーザーの種類や出力によって仕上がりが
変わる。

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