メッキ専門用語

104 アルマイト

アルマ陽極酸化皮膜、又は皮膜の施された製品の通称。
参考:登録商標(ALMITE)から由来した言葉。

anodic oxide coating

引用元:JIS 金属表面処理 2023

アルマイトは、アルミニウム表面に陽極酸化皮膜を作る表面処理である。
人工的にアルミニウム表面に分厚い酸化アルミニウム被膜を作ることに
より、アルミニウムの耐食性・耐摩耗性の向上、および装飾その他の機能の
付加を目的として行われる。

引用元:Wikipedia

アルミニウムは鉄や銅などの金属よりもイオン化傾向の高い金属である。
水や酸素などさまざまな化学物質と反応するため腐食しやすい欠点がある。

アルミニウムの表面にアルマイトで酸化皮膜を作ると腐食しやすい欠点を
補うことができ、耐食性が向上する。

主な特徴は、以下の通り。

1.硬度や耐摩耗性が向上する
 アルミニウムの硬さはHv20〜150(合金によって異なる)程度だが
 アルマイトをすると、硬度がHv200以上程度まで上昇するため、
 耐摩耗性が向上する。
 硬質アルマイトにおいては、Hv450〜550と高硬度になる。

2.電気絶縁性が高くなる
 アルミニウムは金属なので電気を通すが、アルマイトによって生成
 された酸化皮膜は電気を通さない性質があるため、絶縁性を高くする
 ことが可能である。

3.着色できる
 アルマイトによって生成される酸化皮膜は無色透明である。
 皮膜は多孔質、繊維状になるため、染料により酸化皮膜に着色することが
 できる。

アルマイト加工(処理)のページはこちらから
硬質アルマイト処理のページはこちらから
お問合せのページはこちらから

キーワードを絞り込む
 

一覧に戻る

メッキのことならどんなことでもご相談ください

最短で24時間以内にお見積りいたします

PAGETOP

PAGETOP