メッキ専門用語

750 糸状腐食

重ねた板の間又は塗膜の下に生じる糸状の腐食。

filiform corrosion

引用元:JIS 金属表面処理 2023

糸状腐食は、金属表面に糸状の腐食跡が進行する、局部腐食の一種。
主に、塗装やメッキなどの被膜下で発生する。
鉄鋼、アルミニウム、マグネシウムなど、様々な金属で発生することが
ある。

糸状腐食は、以下のような影響を与える可能性がある。

・被膜の剥離: 糸状腐食が進行すると、被膜が剥離し、基材が露出する。
・腐食の進行: 被膜が剥離すると、基材が直接腐食にさらされ、腐食が
 進行する可。
・外観の劣化: 糸状腐食跡は、金属表面の外観を損なう。
・強度低下: 腐食が進行すると、金属の強度が低下する。

糸状腐食を発生させないためには、以下の対策が有効である。

・被膜の厚みや密着性を十分に確保する。
・被膜下腐食防止剤を使用する。
・金属表面の汚れや塩分などを適切に洗浄する。

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