メッキ専門用語

319 バフ研磨

布製又は適切な物質の研磨輪を用い、その表面に
バフ研磨剤を付けて行う研磨方法。
研磨の程度によって下地磨き、仕上げ磨き、つや目磨きに
分けられる。

buffing

引用元:JIS 金属表面処理 2023

バフ研磨の特徴は2つある。
バフ研磨することで素材を鏡面にすること、均一にすること、
汚れをとること、めっき前後の磨きを目的としている。

1.鏡面にすることができる
バフ研磨は他の研磨方法のように硬を使用せず弾性のある素材で
磨き上げるため、表面をピカピカな光沢に仕上げることができる。
バフの素材や研磨剤の種類を変えれば、様々な仕上がりも調整でき
表面粗さもコントロールすることができる。

2.傷を除去できる
あまりにも深い傷の除去をすることはできないが、擦り傷などの
小さい傷などであれば除去することができる。
めっき前に傷を除去、めっき後にバフ研磨する場合もあり光沢、
滑り性を向上させる場合もある。

バフ研磨は砥石を使用した研磨と比較すると次のようなメリットが
ある。

・滑らかに傷を除去することができる
 小さな凹凸を減らして、滑らかにでき、金属表面についた傷を
 取り除くことができ光沢のある製品に仕上げることができる。

・表面に付着した汚れを除去することができる
加工物を削った時に出る粉、溶接ビート、黒皮などの汚れを
 綺麗に除去することができる。

・乱反射を防止することができる
バフ仕上げで金属表面を滑らかにし光が乱反射することを
 防止することができる。
 車のバンパーやホイールなど日光が当たる金属製品の場合は
 光の乱反射により運転の妨げになる。

・製品としての精度を高めることができる
必要な寸法公差内に仕上げ、金属部同士の抵抗と摩耗係数を
 軽減することができ製品の質を高める。

・面粗さをコントロールできる
バフ仕上げを行うことで素材の面粗さをコントロールし、
 滑り性や耐摩耗性を向上させることが可能である。

・鏡面に仕上げることが可能
 バフ研磨を行うことでピカピカな鏡面に仕上げることができ、
 製品への美感性を高めることができる。

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