メッキ専門用語

713 表面粗さ

小さい間隔で起きる表面の凹凸の程度。

surface roughness

引用元:JIS 金属表面処理 2023

以下は一般的な表面粗さの指標である。

・Ra (算術平均粗さ):
算術平均粗さは、指定された長さにおける凹凸の差を平均して示した
数値。
平均値を取るため、突発的なキズなどの影響が小さくなる。
単位はμmで表される。

・Rz (最大高さ粗さ):
最大高さ粗さは、指定された長さにおいて最も低い凹部分と最も高い
凸部分の差を示す方法。
1カ所のキズがあっても問題となる場合に使用される。

・RzJIS規格 (10点平均粗さ):
RzJIS規格は、10カ所の平均をとる方法で、最も低い凹から5番目までと
最も高い凸から5番目までの計10カ所の平均を示す。

・Rmax(最大粗さ)
測定対象の表面における最大の凹凸の高さ差を示す指標。
具体的には、表面の最高点と最低点の間の距離を測定し、その最大値を
Rmaxとして表す。

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