メッキ専門用語

745 ゆず肌

ゆずの実の表皮のような小さなくぼみのある塗膜の外観。
オレンジピールともいう。

orange peel

引用元:JIS 金属表面処理 2023

ゆず肌とは、塗装後に塗膜表面にできる微小な凸凹のことを
指す。
ゆずの皮のような見た目から、この名が付けられた。

ゆず肌は、主に以下の原因で発生する。

・塗料の粘度が高い
塗料の粘度が高いと、塗料が流動しにくくなり、表面が
 波打ってゆず肌が発生しやすくなる。
・希釈溶剤の乾燥性が速い
希釈溶剤の乾燥性が速いと、塗料が表面で乾燥しやすくなり、
 ゆず肌が発生しやすくなる。
・塗装距離が不適切
塗装距離が近すぎると、塗料が厚く塗り重ねられ、ゆず肌が
 発生しやすくなる。
塗装距離が遠すぎると、塗料が十分に被塗物に密着せず、ゆず
 肌が発生しやすくなる。
・塗装速度が速い
塗装速度が速いと、塗料が十分に流動し, 平滑な膜を形成する
 前に乾燥し、ゆず肌が発生しやすくなる。
・被塗物の温度が高い
被塗物の温度が高いと、塗料が乾燥しやすくなり、ゆず肌が
 発生しやすくなる。
・塗装ブースの湿度が高い
塗装ブースの湿度が高いと、塗料が乾燥しにくくなり、ゆず肌が
 発生しやすくなる。

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