メッキ専門用語

1039 拡散層

電解過程で、電極と接し、拡散による物質移動のために
溶液本体と濃度勾配を生じている溶液の薄い層。

diffusion layer

引用元:JIS 金属表面処理 2023

1.電気分解の過程での拡散層:
電気分解の際、電極に密接して生じる電解液と、濃度が異なる溶液の
薄い層を指す。
この拡散層は、めっきプロセスにおいて物質の移動や反応速度に影響を
与える。
通常、拡散層の厚さは数μmから数十μm程度であり、攪拌や電流密度など
によって変化する。

2.異種金属間での拡散層:
異なる金属同士が接触している場合、一方の金属が他方に拡散して生じた
層も拡散層と呼ばれる。
この層では濃度勾配が生じ、物質の移動が制御される。

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