メッキ専門用語
白錆は、亜鉛メッキ製品の表面に発生する白い粉状のサビ。
正式名称は塩基性炭酸亜鉛といい、亜鉛が空気中の水分や
二酸化炭素と反応して生成される。
白錆は、一般的に鉄鋼に発生する赤錆とは異なり、金属の腐食を
進行させることはなり。
むしろ、亜鉛が犠牲となって腐食することで、下地の鉄鋼を保護
する効果がある。
そのため、白錆がある程度発生している状態は、亜鉛メッキが正常
に機能していることを示している。
白錆は、以下の条件が揃うと発生しやすくなる。
・亜鉛メッキが施された金属: 亜鉛メッキや亜鉛以外の金属では
発生しない。
・水分: 空気中の水分や雨水などが不可欠。
・二酸化炭素: 空気中の二酸化炭素も白錆の発生に影響を与える。
・乾燥と湿潤の繰り返し: 乾燥と湿潤が繰り返される環境では発生
しやすくなる。