メッキ専門用語

グリーンクロメート

グリーンクロメートとは、電気亜鉛めっき後のクロメート処理で、
クロメート液に特殊えな陰イオンを加えると、膜厚(1~2μm)の
緑色系クロメート皮膜が得られる。

普通の有色、光沢クロメート皮膜は、薄膜で0.05~1μmの厚さである。

グリーンクロメートは耐食性が極めてよく塩水噴霧試験において
点状白錆を発生するまでに250時間を要するものもある。

厚膜形のため高温乾燥によるクラックの発生比率が大きいので
低温乾燥が必要である。

自動車部品などの高耐食性を要求される部品に使用されるが、
三価クロムやクロムフリーの代替え品は、現時点ではない。

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