B-in®処理

オリジナルメッキ技術であるB-in®処理は、硬く耐食性に特徴があります。耐熱性部品、硬度を有する部品に適しており、食品衛生法に沿う形でメッキ処理する事が可能です。

メッキ技術

B-in®処理・・・硬度と耐久性を兼ねそろえた技術

三和メッキ工業株式会社のオリジナルの無電解ニッケルボロンメッキです。
硬度がHv700~800と高く、耐摩耗性に優れてます。
ベーキング処理(熱処理)を行うことでHv1000近くの硬度も得ることが出来ます。
低摩擦、はんだ付け性にも優れています。
皮膜も均一に処理をすることが可能です。

 

鉄上3µmの皮膜での耐食性も高く、

  1. 酸性硫酸銅液 30秒
  2. 85℃エアー吹込水中2時間
  3. 塩水スプレー(5%)塩水22℃100時間
  4. 70℃、比湿度95%、1時間
  5. 450℃、空気雰囲気500℃、30分
  6. 耐熱性に優れる。(溶融点:1400℃)
  7. 耐変色性に優れる。(大気中650℃:80分で変色なし)
  8. 電気抵抗が小さい。

などの特徴を付与することが出来ます。
RoHS指令にも抵触しません。バフ研磨仕上げ処理も可能です。

  • P-in®処理写真
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硬 度 Hv700~800(膜厚により変化)。熱処理後:Hv1000±100
耐食性 鉄上3µmの皮膜
  1. 酸性硫酸銅液 30秒
  2. 85℃エアー吹込水中2時間
  3. 塩水スプレー(5%)塩水22℃100時間
  4. 70℃、比湿度95%、1時間
  5. 450℃、空気雰囲気500℃、30分
特 長
  1. 耐熱性に優れる。(溶融点:1400℃)
  2. 耐変色性に優れる。(大気中650℃:80分で変色なし)
  3. 電気抵抗が小さい。
用 途
  1. 半導体、電子部品。
  2. 自動車部品。
  3. リード端子。
  4. 耐熱性部品、硬度を有する部品。
  5. 放射板。

B-in®処理写真

付加価値提案

ニッケル-ホウ素皮膜と弊社独自の技術の組み合わせで、このような付加価値を加える事ができます。

  • 食品衛生法に沿う形でメッキ処理する事ができます。
  • 面粗さを調整する事ができます。
  • 部分的にメッキ処理を施す事ができます。
  • 皮膜を硬くする事ができます。
  • 耐摩耗性を向上させる事ができます。
  • 膜厚を測定する事ができます。
  • ROHS指令に抵触せずに処理する事ができます。

例:400℃程度で使用する精密部品の、熱での変色を防ぎたいが製品の精度は崩したくないなどの案件も、⇒弊社独自の技術で解決した実績があります。

※詳細につきましては、弊社までお問い合わせください。また、上記以外の付加価値を加えたい場合でも、ご提案できる可能性がありますのでお問い合わせください。

B-in®の皮膜特性
組 成 Ni 97~99%
B 0.3~3%
結晶構造 非晶質
密 度 8.6g/cm3
融 点 1450℃
密着性
(鉄素材に対して)
20,000~28,500psi
熱膨張係数 12µm/m/℃
電気抵抗 5~10µΩ・cm
硬 度 700~800HV(析出時)
1000~1100HV(硬化時)

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